私がうつや不安障害で使ってきた薬と、それらを使用した時の自分の心身の変化、個人的な使用感をまとめました。
参考になれば幸いです。
※この記事はそれぞれの薬についての解説ではありません。
書いているのは医師や薬剤師ではなく、ただ色々な種類の抗うつ薬・抗不安薬・入眠剤を飲んできたメンヘラ人間で、自分にとってどのような効果があったか、又はなかったかを語る口コミ記事です。
大体、使用した順になっています。
目次
ソラナックス(アルプラゾラム、コンスタン)
デパス(エチゾラム)
レンドルミン(ブロチゾラム)
レキソタン(ブロマゼパム)
フルボキサミン(フルボキサミンマレイン酸塩錠)
レメロン(ミルタザピン)
マイスリー(ゾルピデム)
ルネスタ(エスゾピクロン)
メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)
鬱や不安障害、適応障害などで辛いあなたへ
ソラナックス(アルプラゾラム、コンスタン)
デパス(エチゾラム)
レンドルミン(ブロチゾラム)
レキソタン(ブロマゼパム)
フルボキサミン(フルボキサミンマレイン酸塩錠)
レメロン(ミルタザピン)
マイスリー(ゾルピデム)
ルネスタ(エスゾピクロン)
メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)
鬱や不安障害、適応障害などで辛いあなたへ
ソラナックス(アルプラゾラム、コンスタン)
初めて掛かった精神科で処方してもらったのがソラナックスです。
頓服で、不安感情・気分の落ち込みが強い時に使用しました。
初受診の日、薬局で1錠飲んで帰ったのですが、30分程で帰宅したのち急激に眠くなり4時間ほど爆睡。
起きたのが夕方で、食事してさらに3時間爆睡。
当時は夜ほとんど眠れていなかったせいか、久しぶりに長時間の睡眠を得られました。
それからもしばらくは昼間に飲んだら一日中眠気との格闘でした。
ただ眠気に関しては慣れてしまい最初の処方分がなくなる頃には昼間でも飲めるようになっていました。
抗不安効果はそこそこありました。
通院初期はお守りのようにソラナックスを持ち歩き、時々飲む生活でした。
妙な時に眠くなったり、だるくなったりしましたが、不安症状は和らぎました。
半年ほどはソラナックス頓服だけで過ごしていたのですが、飲み慣れて効かなくなってしまい…
その後もデパス、レキソタンとともにソラナックスの処方もいただきましたが、耐性のせいか他の薬に比べ効果が減少していたので、処方をやめていただきました。
デパス(エチゾラム)
デパス(エチゾラム)0.5mg チエノジアゼピン系
抗不安薬といえばまずデパスですよね。
ソラナックスが効かなくなり、不眠も悪化、病院を変わって処方してもらったのがデパスです。
絶対にお酒と一緒に飲んではいけません。
一度だけアルコールが残っているうちに飲んでしまい、酷いめまいと吐き気で地獄を見ました。
デパスはすっと効いてすっと引いていきます。
飲んでから数時間は不安状態から解放されますが、長くは続きません。
バファリン感覚です。
眠気が強く出る薬ですが、ソラナックスで眠れなくなっていた頃はデパスでも眠れませんでした。
抗不安薬として頼もしい存在ではありました。
はじめは0.5mg1錠で効いていましたが、うつ状態が酷い時期には2錠を一日三度飲んでいました。
でも足りなくなってきて、レキソタンを併用するようになりました。
レンドルミン(ブロチゾラム)
出典:Wikipedia
レンドルミン(ブロチゾラム)0.25mg チエノトリアゾロジアゼピン系
睡眠障害がひどくなってきて、中途覚醒も頻繁になり、睡眠薬が欲しいと医師に頼んで最初に処方してもらった眠剤です。
ところが、残念ながら私には効きませんでした。
睡眠が改善されることはなく、入眠も難しく中途覚醒も早朝覚醒も起こり続け一度の処方で使用をやめ、マイスリーに替えてもらいました。
レキソタン(ブロマゼパム)
レキソタン(ブロマゼパム)2mg→5mg ベンゾジアゼピン系
ようやく出会えたレキソタンが救いの神でした。
私には一番よく効きました。
抗不安作用もしっかり感じ、不眠にも効きました。
2mg1錠では効きが弱かったのですが、量を増やしていい薬だったので2錠に増やすと劇的と言っていい効果がありました。
不思議な薬で、ソラナックスが効いていた頃は日中に飲むと引きずり込まれるような眠気と戦う必要があったのですが、レキソタンは日中は眠くなりませんでした。
でも、早朝覚醒で4時などに目覚めた時、 いつもそのまま朝まで眠れずにいたのですが、レキソタンを2錠飲むと再び眠ることができました。
なので枕元に水とレキソタンを置いて眠りました。
また不安感や気分の沈みにもよく効きました。
また不安感や気分の沈みにもよく効きました。
処方を2mgから5mgに増やしてもらい、デパスと併用しながら鬱と不安の波をやり過ごしていました。
段々薬を飲む回数が減っていき、5mgで処方してもらったレキソタンを割って半量を飲んでも効くようになりました。
今現在も大事なお守りであり重宝しています。
今現在も大事なお守りであり重宝しています。
ソラナックスは耐性がついて効かなくなっていきましたが、レキソタンはソラナックスよりずっと長期間使っていますが効き続けています。
フルボキサミン(フルボキサミンマレイン酸塩錠)
フルボキサミン(フルボキサミンマレイン酸塩錠、ルボックス、デプロメール)選択的セロトニン再取込阻害薬(SSRI)25mg
SSRIは毎日飲むと1〜2週間で効きはじめうつ状態が改善する薬です。
ずっと頓服で抗不安薬を使用してきて、綱渡りの日々でしたが、この時一度SSRIを試しました。
が、副作用がひどく、吐き気と胃痛で立っていられないほど辛く、1週間も飲めませんでした。
元々SSRIに抵抗があり、減薬や断薬で苦労するだろうと恐怖を感じていたので副作用が強く出たのかもしれません。
吐き気などは薬に慣れると起きなくなるそうです。
レメロン(ミルタザピン)
レメロン(ミルタザピン)NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)15mg
レメロンはすごい薬でした。
フルボキサミンと同じようにしばらく飲み続けていたら効く薬なのですが、初めて飲んだ日に、それまで重い睡眠障害だったのに今まで経験したことのないような強烈な眠気で起きられなくなりました。
レメロンのもたらす眠気は深い眠りではなく、常に浅いレム睡眠状態にいるようで、どこか遠くに自分の意識がありそれでも眠くて体が動かないという謎の睡眠を長時間強いられました。
本当に12時間軽く寝てしまうため(それでも気づいたら12時間経っていたという熟睡状態ではなく、浅く眠っては目覚め、途中何度も時計を見た記憶のある12時間)起きると激しい空腹に見舞われ過食しました。
この眠気もやがて慣れるそうですが、辛すぎて常用は諦めました。
その後はレメロンを半分に割り、それでも眠すぎて1/4に割り、睡眠薬代わりに飲んだりしました。
1/4錠でも8時間くらいは寝られました。
一時期は不眠が続くと食料を用意してレメロン1/4錠を飲んで寝て食べて寝てということもやりました。
それでも処方された30錠は半分も減らないうちに飲まなくなりました。
マイスリー(ゾルピデム)
マイスリー(ゾルピデム)5mg イミダゾピリジン系
よく使われる入眠剤で、1錠で効かなかったのですが2錠飲んだらそれなりに効果がありました。
ただ朝までぐっすりというわけにはいかず、中途覚醒や早朝覚醒は起こりました。
効き方にムラがあり、眠れないこともありました。
効くときでも眠気は来ず、あー効かないなぁと思いながらいつの間にか眠っている感じでした。
程々に使いましたが、これさえあれば安心と思えるほどの効果はありませんでした。
一点だけ、マイスリーは胃が空の時に飲んだほうが効きます。
マイスリーを飲む日は最後の飲食から最低2時間、できれば3時間以上開けることをお勧めします。
ルネスタ(エスゾピクロン)
ルネスタ(エスゾピクロン)2mg シクロピロロン系
マイスリーと違ってルネスタは眠気がきました。効いてくるのがわかる薬でした。
副作用に「苦味」があると聞いてはいたのですが、錠剤が苦くても噛み砕くわけではないのだから大丈夫だろうと思っていたら、翌朝口の中がとんでもなく苦く、水を飲んだら水が苦く、パンを食べたらパンが苦く、大好きなコーヒーでさえ苦くてとても飲めず、午前中いっぱいは味覚障害が続きました。
苦味の副作用はなかなか厄介ですが、眠剤として効果はありました。
マイスリーより長時間眠っていられたと思います。
マイスリーより長時間眠っていられたと思います。
メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)
メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)1mg ベンゾジアゼピン系
レキソタンと並んでとても助けられた薬です。
不安症状にすっと効いてすっと引くデパスと違って、ゆっくり効いていつのまにか消えます。
効いている時間が長いのですが途中デパスを足したり、レキソタンを足したりすることもありました。
うつ状態の間は起床時に一番気分が落ち込むのですが、朝メイラックスを飲み、必要に応じてレキソタンを足すような使い方で効果がありました。
眠気がきますが日中耐えられないほどではなく、夜に飲んだ日は他の薬を足さなくてもだいたい眠れました。
なので眠剤代わりにも使えました。
人によっては非常に強い眠気がくることもあるようです。
なので眠剤代わりにも使えました。
人によっては非常に強い眠気がくることもあるようです。
鬱がひどかった時期は1日1回2錠飲み、徐々に1錠に減らしていきました。
鬱や不安障害、適応障害などで辛いあなたへ
このページにたどり着いてくださったのなら、薬を使用しようかどうしようか、使用するとしたらどんな薬があるのか迷われている状態なのかなと思います。
私もかつて真っ暗闇の中にいたことがあります。
私もかつて真っ暗闇の中にいたことがあります。
酷い不眠・不安・自己否定、食欲をなくし激ヤセ、一日中何もできず、何かに耐えて、何と戦っているのか解らない状態が続きました。
そんな時期を経て、徐々に薬が減り、今は引きこもりではありますが美味しいものや面白いことを楽しめるようにまで回復しました。
抗不安薬・精神安定剤は迂闊に常用してしまうと依存が生じて減薬・断薬が非常に難しくなります。
ヘビースモーカーが禁煙する以上の難しさだと聞きます。
なので、決して長期間の使用はおすすめできないのですが、うまく使えば薬は今どうしても苦しいあなたをひととき救って楽にしてくれます。
私は薬があったからかなり救われました。
いつかこのトンネルを抜け出すために、今を乗り切り最悪の事態を回避するためにどうか上手に薬を利用してほしいと思います。
最後までお読みくださって、ありがとうございました。
貴方の心が平穏であるようお祈りいたします。
それでも心療内科や精神科に掛かるのは抵抗がある、または時間がないなどの場合、市販薬も助けになります。
処方薬に比べると効きは弱いですが、症状が軽いうちなら市販薬での改善も期待できます。
それでも心療内科や精神科に掛かるのは抵抗がある、または時間がないなどの場合、市販薬も助けになります。
処方薬に比べると効きは弱いですが、症状が軽いうちなら市販薬での改善も期待できます。
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